半身浴で汗をかく方法を解説!ダイエット効果を高めるコツ

半身浴でダイエット効果を高めるためには、しっかり汗をかく方法を実践していくことが大切です。
そのためには正しい方法で行うこと、半身浴をする前の準備を怠らないことが重要だと言えるでしょう。
半身浴で痩せたい、汗をかきにくいので日常的に汗をかいて体を健康的に保ちたい、と思う人は、ぜひ今回ご紹介する半身浴で汗をかく方法や注意点を参考にして、実践してみてくださいね。

ダイエットだけじゃない!半身浴の効果

ダイエットだけじゃない!半身浴の効果

半身浴で汗をかく方法をご紹介する前に、まずは半身浴による効果を見ていきましょう。
ダイエットメソッドとして注目される半身浴ですが、実はダイエット以外にもさまざまな効果があるとされています。

半身浴の代表的な効果には、主に以下のようなものがあります。

  • ダイエット
  • むくみ解消
  • デトックス
  • 発汗量アップ
  • 冷え性改善
  • リラックス

半身浴には基礎代謝を上げる効果があるため、継続しているとダイエット効果が期待できます。
また、むくみ解消の効果もあるとされており、半身浴によって体内の血液循環が良くなるため、足などのむくみが取れてすっきりとした体型の維持につながるのです。
さらに、発汗量を上げつつ体にたまった老廃物をすっきり排出できるデトックス効果も期待できるでしょう。
血行が良くなって基礎代謝も上がれば、冷え性改善につながります
手足が冷えやすい人は半身浴を定期的に行うだけで、先端が冷えにくくなるため、冷え性を改善できる可能性もあるのです。
半身浴の場合、高い温度のお湯に肩まで浸かるわけではないため、ゆったりと入浴を楽しめるため、リラックス効果や疲労回復の効果が高いとされています。
疲れやストレスがたまっているときに半身浴はピッタリですね。

準備すること

準備すること

半身浴の効果をしっかり得るためにも、ポイントを押さえて準備をすることが大切です。
半身浴を行う前にしておきたい準備としてどのようなことが必要なのかについて、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

水分補給をする

水分補給をする

汗をかくために重要なのは、半身浴の前に水分補給をしっかりすることです。
入浴する前にコップ1杯分水を飲んでおくことで、汗が出やすくなったり、脱水症状を防いだりすることができます。
また、水分補給をするタイミングは半身浴の前だけではなく、半身浴中も重要です。
水をペットボトルなどに入れた状態で浴室内に持っていき、入浴中しながら少しずつ飲むようにすると良いでしょう。
「喉が渇いたな…」と思わなくても、汗をかけば確実に体内から水分は出ていきますので、意識的に水分補給を行ってくださいね。

保温用タオルを用意する

保温用タオルを用意する

半身浴をしている間にネックとなるのは、上半身が冷えやすくなることです。
下半身はお湯の中で温まっていますが、上半身はお湯に浸かっていないので冷えやすくなるため、全身を温めるために保温用のタオルを用意しましょう。
湯気や湿気だけでは上半身は温めきれないので、意識的に温めることが必要です。
このとき、タオルは乾いた状態のものを用意してください。
お湯で濡らすとタオルはすぐに冷えてしまうので、かえって上半身が冷えて逆効果になります。
乾いたタオルを体にかけた状態にして、保温効果を高めましょう。

かけ湯をする

かけ湯をする

半身浴前のかけ湯も非常に重要な準備のひとつです。
かけ湯をするときは、上半身でなく下半身を重点的に温めるようにしましょう。
足などの下半身部分にかけ湯をすれば、体がお湯の温度に徐々になじむので、熱さに慣れることができます。
このとき、下半身からかけ湯をするのは、上半身にお湯がかかることによって上半身を半身浴中に冷やさないようにするためです。
足からお腹くらいを意識してかけ湯を行ってから湯船に入るようにしましょう。

半身浴で汗をかく方法

汗をかく方法

半身浴で汗をかいてダイエットやデトックスの効果を上げるためには、お湯の量に注意するのはもちろんのこと、お湯の温度や浸かる時間についても注意を払う必要があります。
まずは基本的な方法を整理しながら、湯船の温度を保つ方法やのぼせないための対策などを見ていきましょう。

半身浴の基本的なやり方

半身浴の基本的なやり方

最初に半身浴の基本的なやり方をご紹介します。
お湯の温度は38~40℃くらいがちょうど良いので覚えておきましょう。
温度は熱めよりも、若干ぬるめのお湯にするのがポイントです。
38℃くらいのぬるめのお湯はじっくりと浸かる半身浴に向いており、深部体温を上げるのに最適の温度だと言えます。
このくらいの温度が血行や代謝を良くし、ダイエットやむくみ解消効果が高まるとされているので知っておきましょう。

入浴時間は20~30分が目安です。
普段から汗をかきやすい人はこれよりも早く汗だくになる場合もあるため、発汗具合を見て、時間を早めても構いません。
汗びっしょりで気分が悪くなったりのぼせたりした状態まで無理して長時間浸からないようにしましょう。
お湯の量は、みぞおちが浸かるくらいが目安としておすすめです。
心臓に負担がかからないくらいの量と考えるとわかりやすいですよ。

湯船の温度を保つ方法

半身浴中は、湯船の温度を保つことが重要です。
長い時間湯船に浸かっていると、途中でお湯の温度が下がってしまい、寒いと感じることも少なくありません。
追い焚き機能がない場合は、お風呂のふたを使って湯船の温度低下を抑えることができるのでおすすめです。
首だけ出るような状態でギリギリまでお風呂のふたをして、湯船の温度を保ちましょう。

また、保温効果がある入浴剤を使って温度を保つ方法もあります。
温泉由来成分が配合された入浴剤は保温効果が高いとされているため、入浴剤を選ぶときに参考にしてみてください。

半身浴中ののぼせに注意

半身浴中は、のぼせないように注意する必要があります。
特に普段からのぼせやすい人は、半身浴のときも脱水症状にならないように気をつけてください。
水分補給をすることは基本の対策として大切ですが、その他の方法としては、水でタオルを濡らして絞り、頭などに当てておくのもおすすめです。
浴室乾燥機があれば、送風や涼風モードを使えばのぼせるのを防げることもあります。
のぼせないためにはとにかく無理しないことが肝心です。
人によっては10~15分くらいで汗びっしょりになることもあるため、十分汗をかいたと思ったり苦しいと感じたりしたときは、早めに湯船から出るようにしましょう。

半身浴をするときに気をつけたいこと

半身浴をするときに気をつけたいこと

半身浴は、ぬるま湯に浸かるだけで簡単にダイエットやむくみ解消の効果があると思われるかもしれません。
しかし、正しい方法で行うこと、そして体への負担について理解してから実践することが重要です。
体への負担も考えて、入るタイミングには特に注意したいところです。
半身浴をするときに気をつけたいことについてご紹介します。

半身浴は入るタイミングに注意

半身浴は入るタイミングに注意

安全に半身浴を楽しむためには、タイミングに注意することが重要です。
まず注意したいのは、食後すぐのタイミングを避けることです。
食後は、食べたものを消化するために胃腸が活発に動きます。
そのため、体の中で胃腸に血液が集まり、活動的になっているのです。
そんなタイミングで半身浴を行ってしまうと、体は消化に集中することができなくなってしまいます。
半身浴によって血流が良くなると、本来胃腸に集まるべき血液が体内に分散してしまうのです。
そのため食後に半身浴をすると、胃もたれや便秘につながりやすくなる可能性があるので注意しましょう。

また、お酒を飲んだ後の半身浴も基本的には良くありません。
体内にアルコールが入った状態で血の巡りを良くしてしまうと、アルコールが肝臓で分解されずに体全体に回ってしまうからです。
すると酔いがさめず、気分が悪くなったり脱水症状に陥りやすくなったりするリスクがあります。
お酒を飲んでいる日は、半身浴は避けるようにしましょう。

体調不良や薬の服用時は控えて

体調不良や薬の服用時は控えて

半身浴は体に負担がかかる入浴方法なので、体調が悪いときや薬を飲んでいるときも基本的には避けるのが賢明です。
ぬるま湯に浸かるだけなので気軽にできる印象のある半身浴ですが、長時間お風呂に浸かるため、発汗量が多くなります。
発熱していたり、胃腸の調子が悪かったりするときなどは、発汗によって体調を悪化させる恐れがあるので注意しましょう。
半身浴は、体調が万全の状態で行うのがベストです。

また、薬の服用時に半身浴を行うと、血液が循環することによって、薬でコントロールしていた体のバランスを崩す結果につながるリスクがあるので注意が必要です。
20分~30分お湯に浸かった状態になる半身浴ですから、事前に飲んだ薬が眠気の副作用があるものだとお風呂の中で寝てしまう可能性があります。
お風呂で眠ってしまうと大きな事故につながることもあるため、薬の服用時は半身浴は避けましょう。

半身浴で汗をかいて痩せやすい体に

半身浴で汗をかいて痩せやすい体に

半身浴は、効率的に汗をかく入浴方法としてとても効果的です。
普段から汗をかくことが少ないという人は、半身浴で汗をかいて基礎代謝や血行アップを狙うのがおすすめです。
すぐにダイエット効果が現れるわけではありませんが、代謝や血行が良くなるので、痩せやすい体作りにつながります。
また、ダイエットだけでなく、むくみ解消や冷え性改善、総合的なリラックス効果も高いとされるのが半身浴の特徴です。
健康的な生活を維持する方法のひとつとして、ぜひ日常的に半身浴を取り入れていきましょう。