キックボクシングを取り入れたトレーニングでストレス発散！

キックボクシングを始めたいと考えていて「キックボクシングはなぜダイエットに効果的なの？」「どうしてストレス発散になるの？」など、疑問を持っている方は多いようです。
キックボクシングは有酸素運動と無酸素運動を同時に行うことができ、ダイエットに効果的だとして注目を集めています。

なぜキックボクシングがダイエットやストレス発散に効果的なのか詳しく知っておくと、他の運動との比較もしやすくなります。

ここでは、キックボクシングの基本的知識や特徴、ダイエットやストレス発散に効果的な理由などについて解説します。

キックボクシングとは
- 日本発祥の格闘技「キックボクシング」
- モデルやセレブにキックボクシングが人気の理由
ダイエット効果のあるキックボクシング
ストレス発散になるキックボクシング
- キックボクシングがストレス発散になる理由
- キックボクシングを取り入れたエクササイズでストレス発散
まとめ

キックボクシングとは

まずは、キックボクシングがどのような格闘技で、どんな特徴があるのか見ていきましょう。
また、近年キックボクシングがエクササイズとして人気が高い理由についても解説します。

なぜ人気があるのかを知ることで、キックボクシングエクササイズの魅力がわかり、自分に合ったダイエット方法なのか判断がしやすくなるでしょう。

日本発祥の格闘技「キックボクシング」

キックボクシングは日本発祥の打撃格闘技です。
プロボクシングプロモーターの野口修氏が、タイのムエタイをベースに考案したことが、キックボクシングの始まりと言われています。
1966年には日本キックボクシング協会が設立されました。

キックボクシングの試合は、1ラウンド3分間で3ラウンドまたは5ラウンド制で行われます。
パンチとキックで相手に攻撃を与えて倒し、10カウント以内に相手が立ち上がらなければ勝利です。
また、時間内に勝負がつかない場合は判定で勝者が決まります。

団体ごとにルールが異なるため、どの団体出身かで試合内容も変わってきます。
例えば、肘打ちやヒザ蹴りを認めている団体もあれば、禁止している団体もあるのです。
ムエタイで知られる首相撲も日本では禁止しているなど、ルールが細かく異なります。

格闘技として普及したキックボクシングですが、最近ではエクササイズ目的としても人気です。

有酸素運動と無酸素運動の良いところを取り合わせ、高いダイエット効果が期待できるため、多くの女性がキックボクシングのエクササイズに取り組んでいます。

モデルやセレブにキックボクシングが人気の理由

国内外のセレブやモデル、芸能人などにも人気のキックボクシングエクササイズ。
ダイエットやストレス解消を目的として取り組む人は多いです。

キックボクシングは有酸素運動と無酸素運動の融合で脂肪燃焼効率が良く、全身運動で楽しく痩せることができます。
誰かと一緒に練習できるのでモチベーションも維持しやすいです。

シャドーボクシングやミット打ちでパンチやキックを打つ際、骨盤を大きく動かすため、ボディメイクにも効果的と言われています。

また、パンチやキックによってストレス発散にもつながるため、ダイエットの天敵とも言えるストレスを溜め込まずに済みます。

このように、有酸素運動と筋トレが同時にでき、高いダイエット効果が期待できる上にストレス発散につながることから、キックボクシングのダイエットは人気です。

ダイエット効果のあるキックボクシング

キックボクシングは、有酸素運動と無酸素運動の両方の要素が含まれているため、基礎代謝のアップや脂肪燃焼効果が期待でき、効果的なダイエットが可能です。
また、部分的な運動ではなく全身運動となるため、ボディメイクにも効果的だと言えるでしょう。

ここでは、キックボクシングがダイエット効果が高いといわれる理由とキックボクシングの基本について見ていきます。

有酸素運動と無酸素運動の両方の要素が含まれる

キックボクシングがダイエットに効果が高いと言われるのは、有酸素運動と無酸素運動の両方の要素が含まれているからです。

有酸素運動とは、筋肉を収縮させるエネルギーを糖や脂肪が酸素とともにつくる運動のことです。
ジョギングや水泳、自転車などの運動があり、ある程度時間をかけて身体へ負荷をかける運動が中心で、脂肪燃焼効果や心肺機能の向上などが期待できます。

無酸素運動とは、短時間で強いパワーや筋力を発揮する強度の高い運動のことで、短距離走やダンベル、腕立て伏せ、ウエイトリフティングなどです。
筋肉を動かすエネルギーをつくり出すのに酸素を必要としないことから、無酸素運動と呼ばれています。
有酸素運動は脂肪酸がエネルギー源となりますが、無酸素運動のエネルギー源は主にグルコース（ブドウ糖）です。
無酸素運動をすることで、筋肉量が増えて基礎代謝がアップし、痩せやすく太りにくい身体質へと変わります。

ステップを踏みながら、パンチやキックを繰り返すキックボクシングは、1ラウンド3分間の長さがあるため、常に動き続ける持久力が求められます。
また、パンチやキックを打つ際には全身の筋肉を使用するのも特徴です。

有酸素運動と無酸素運動の両方が含まれていることから、基礎代謝アップや脂肪燃焼効果が期待できます。

「ジョギングなど有酸素運動だけをする」「ダイエットのためにジムで筋トレだけをしている」など、どちらかの運動に集中して取り組むより、両方の運動を融合したキックボクシングはダイエットに効果的と言われています。

全身を使った運動

キックボクシングがダイエットに効果があるといわれるのは、全身を使った運動だからです。

キックボクシングは全身を使う動作の連続です。
ステップを踏んだりパンチやキックをしたりすることで、二の腕や肩周り、背中の筋肉はもちろんのこと、太ももやふくらはぎ、腰回りやお尻の筋肉を使用します。

「腕だけ」「脚だけ」など、部分的な運動ではなく、全身を使った運動ができるため、全身の引き締め効果が期待できます。

キックボクシングは消費カロリーが高いことでも知られており、同じ時間の運動であれば、ウォーキングや水泳の倍程度のカロリーを消費することが可能です。

●消費カロリー目安
・ウォーキング：200kcal
・水泳：290kcal
・エアロビクス：365kcal
・キックボクシング：500kcal
※体重50kgの女性が1時間運動した場合

全身を使った運動で効果的なダイエット、ボディメイクできるのはキックボクシングの特徴です。

キックボクシングの基本

「キックボクシングはどんな動作をするの？」「構えは？初めてでも大丈夫？」と心配している方も多いでしょう。
キックボクシングの基本的な姿勢と構えは、次の通りです。

●足は肩幅程度まで開く
基本スタンスとして足は肩幅程度まで開き、利き足でない方の足が正面を向くようにします。
利き足は、外側へ開き、斜め45°を向くようにしてください。
利き足が右足の場合は、左足が真正面を向き、右足は斜め45°です。
また、前にした足のつま先は相手の方向に向け、相手のローキックをいつでもカットできるようにしておきます。

●脇を締め、拳は頬の高さまで上げる
脇を締めて両拳を頬の高さまで上げて保ちます。
その際、両肘は助骨の前に位置します。
こうすることで、攻撃（パンチ）と防御を効率的に行うことが可能です。
また、少し前傾姿勢にします。

キックボクシングの基本動作は、パンチ、キック、肘打ち、ディフェンスです。
それぞれの内容は、以下の通りとなっています。

●パンチ
パンチはキックボクシングで最も基本的な打撃方法です。

●キック
キックボクシングを上達するためには、パンチと組み合わせてローキック、ミドルキック、ハイキックなどを出せる必要があります。

●肘打ち
キックボクシングの打撃方法には肘打ちもあります。

●ディフェンス
攻撃だけでなくディフェンス技術を磨くことが大切です。

このような、姿勢や構え、基本動作を習得する必要があります。

ストレス発散になるキックボクシング

キックボクシングでは大量の汗をかきます。
エクササイズ内容もリズミカルで刺激があり、気分が上がることからストレス発散につながります。

そのため、キックボクシングを取り入れたエクササイズをすれば、高いダイエット効果が期待できるだけでなく、ストレスの発散が可能です。

ここでは、キックボクシングがストレス発散になる理由について、詳しく見ていきましょう。

キックボクシングがストレス発散になる理由

キックボクシングはダイエットに効果的なだけでなく、ストレス発散もできる運動なのが魅力です。
ストレス発散ができるのには、次のような理由があります。

●汗をかく運動
キックボクシングは1ラウンド3分～5分と短い時間ですが、常にステップを踏み、パンチとキックを繰り出す全身運動なので、大量の汗をかきます。
汗をかくとスッキリするためストレス発散が可能です。

●リズミカル
キックボクシングはリズミカルにステップを踏み動きます。
リズミカルな動きは運動を楽しくするので、ストレス発散に役立つでしょう。

●刺激がある
キックボクシングは初めてのことの連続です。
普段しないパンチやキックをサンドバッグやトレーナーが持つミットに繰り出すため、新たな自分を発見でき達成感も感じられます。
また、他人と一緒にトレーニングができるなど、多くの刺激を得ることが可能です。
刺激がダイエットのつらさを忘れさせてくれます。

●気分が上がる
サンドバッグやミットに思いっきりパンチやキックをすることは、気分が上がりますし、ストレス発散につながります。

このような理由から、キックボクシングをするとストレス発散ができます。
汗をかき、リズミカルな動きで刺激があり気分が上がるため、楽しみながら運動を続けられるでしょう。

キックボクシングを取り入れたエクササイズでストレス発散

キックボクシングを取り入れたエクササイズには、次のような特徴があるため、効果的なダイエットができるだけでなくストレス発散にも役立ちます。

●音楽に合わせてエクササイズ
キックボクシングを取り入れたエクササイズは、音楽を融合させているため楽しみながらレッスンを受けられます。
音楽に合わせてエクササイズをすることで、無音状態より楽しく、疲労を感じにくい効果が期待可能です。
リズミカルで身体を動かしやすくなり、ストレス発散にもつながります。

●インストラクターや仲間と一緒に運動できる
インストラクターや仲間と一緒に身体を動かせるのも、キックボクシングを取り入れたエクササイズがストレス発散になる理由です。
声をかける人やトレーニングを引っ張る人がいることで、ダイエットのつらさが減少します。
また、周囲に同じ目標を持った仲間がいることで、刺激を受け、ダイエットのモチベーションを維持できます。
インストラクターや仲間がいることで、ストレスを感じにくくなります。

●暗闇フィットネス
周囲の視線が気になり、運動に集中できない人も少なくありません。
キックボクシングを取り入れたエクササイズは、暗闇フィットネスなので周りの目が気にならないのが特徴です。
自分の運動に集中できるため、高いダイエット効果が期待できます。
また、運動によってストレスが溜まることを回避可能です。

このような理由から、キックボクシングを取り入れたエクササイズはダイエットやストレス発散に高い効果が期待できます。